文例集

お中元のお礼状

お中元のお礼状
季節の挨拶場面: 贈答のお礼更新日: 2026年3月27日
場面: 贈答のお礼
関係性: 受取人→贈答者

いつ、どうやって返す?

お中元をいただいたら、3日以内にお礼状を出すのが基本です。遅くても1週間以内に対応しましょう。

お礼の方法

相手 方法
目上の方・取引先 はがき or 手紙(正式)
普段からメールでやり取りする取引先 メールも可
友人・知人 メール・電話でも OK
親族 電話 + はがき(関係性による)

お中元のお礼で品を返す必要はありません。 お礼状を丁寧に出すことが礼儀です。ただし、関係性によって「お返し」の慣習がある場合もありますので、状況に応じて判断しましょう。


文例集

目上の方・ビジネス取引先へのはがき

拝啓

盛夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびはご丁寧なお品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。 ご厚情のほど、心より御礼申し上げます。

いつも変わらぬお心遣いをいただき、恐縮に存じます。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

まずはお礼まで申し上げます。

敬具

令和〇年 盛夏


拝啓

炎暑のみぎり、皆様にはお元気にお過ごしのことと存じます。

さて、このたびはご丁寧なお中元の品をお贈りいただき、大変ありがとうございました。 毎年お心にかけていただき、恐れ多く思っております。

今後ともお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

略儀ながら書中をもってお礼申し上げます。

敬具

令和〇年 盛夏


親族・身内へ

拝啓

暑い日が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

このたびはお心のこもったお中元をお贈りいただき、誠にありがとうございました。 家族一同、大変喜んでおります。

いつもご親切にしていただき、本当に感謝しております。 お体に気をつけてお過ごしください。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

敬具

令和〇年 盛夏


ビジネス取引先へのメール返信

件名:お中元のお礼 / ○○株式会社 〇〇

〇〇様

このたびはご丁寧なお中元をお贈りいただき、誠にありがとうございました。 心よりお礼申し上げます。

平素より格別のお引き立てを賜り、あらためて感謝申し上げます。 これからも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

猛暑の折、くれぐれもご自愛くださいませ。

〇〇株式会社 〇〇部 〇〇 〇〇


同僚・友人へのカジュアルなお礼

件名:お中元、ありがとう!

〇〇さん、この前のお中元本当にありがとう! 家族みんなで美味しくいただいたよ。

〇〇さんらしいセンスで嬉しかった。 また近いうちに会えることを楽しみにしてます!


形式とマナー

はがきの書き方

頭語・結語のセット

頭語 結語 使う場面
拝啓 敬具 一般的なかしこまった手紙
謹啓 謹白 最も改まった場面
(なし) (なし) 略式・友人向け

時候の挨拶(書き出し)

時期 表現例
7月 盛夏の候、炎暑のみぎり
8月上旬 酷暑の折
8月中旬以降 晩夏の候、残暑厳しき折

よくあるミス

  • お礼状に「つきましては」で別件を入れない → お礼だけに集中する
  • 「つまらないものですが」は使わない → 昔の慣用句で失礼にあたる場合も
  • 送り先の名前を間違えない → ダブルチェック必須

封書 vs はがき

正式には封書が丁寧ですが、お礼状は「はがき」でも問題ありません。目上の方や格式を重んじる相手には封書を選ぶと、より丁寧な印象を与えられます。


関連する贈答のお礼

場面 時期
お中元お礼 7月中〜8月上旬
残暑見舞いとして 8月7日以降
お歳暮お礼 12月中旬〜年末
引越し挨拶のお礼 受け取ってすぐ

お礼状は「気持ちを形にする」行為です。忙しくても3日以内を目安に、誠意を込めて送りましょう。


初めてお中元をいただいた方へのお礼

新しいお取引先や今年ご縁のあった方から初めてお中元が届いた場合は、一層ていねいにお礼を伝えましょう。

拝啓

盛夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは初めてご丁寧なお中元をお贈りいただき、誠にありがとうございました。 初年度よりこのようなお心遣いをいただき、大変光栄に存じます。

今年ご縁をいただけたことを心よりうれしく思っております。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

暑さ厳しき折、どうかご自愛くださいませ。

敬具

令和〇年 盛夏


今後お中元をご辞退する場合

ビジネス慣行の見直しや社内ポリシーの変更でお中元・お歳暮のやり取りをなくす企業が増えています。ご辞退の際はお礼と合わせて丁寧に伝えましょう。

拝啓

盛夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびも過分なお中元をお贈りいただき、誠にありがとうございました。 誠に恐れ入りますが、弊社の方針により、今後は季節のご贈答品のご辞退をお願いしております。 せっかくのご厚意に反するようで大変申し訳ございませんが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。

敬具

令和〇年 盛夏


よくあるNG表現とその改善

NG表現 改善表現 理由
「つまらないものですが」 使わない 現代では失礼にあたることも
「お返しはご不要です」(お礼状に書く) 書かない お礼状にお返し不要を書くのは不自然
お礼が2週間以上遅れた 「遅ればせながら…」と一言添える 遅れを認めた上でお礼を伝える
「ありがたく頂戴します」のみで終わる 今後の関係への言及も添える 感謝だけでなく今後の関係を示す

お中元のお礼状は夏のあいさつでもあります。相手の健康を気遣う「暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください」の一言を添えると、季節感が出て受け取った相手に好印象を与えます。

お中元お礼状感謝の手紙夏の贈答ビジネスマナー

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