文例集

議事録の書き方

議事録の書き方
ビジネス文書場面: 会議の記録更新日: 2026年3月27日
場面: 会議の記録
関係性: 書記→参加者

よくある疑問

Q. 議事録は誰が書くべきですか?

A. 原則として書記役に指名された人が担当しますが、会議の主催者・ファシリテーターが自分で書く場合もあります。重要な意思決定会議では、後日の確認や責任の所在を明確にするために、参加者の誰かが必ず担当することが大切です。


Q. 議事録はいつまでに送ればいいですか?

A. 一般的には会議終了から24〜48時間以内が目安です。記憶が新しいうちに確認作業を終え、決定事項のアクションが滞らないよう早めに配布しましょう。翌週の月曜日まで待つのは遅すぎます。


Q. 発言は全部書かないといけませんか?

A. いいえ。議事録は録音の文字起こしではありません。「誰が」「何を」「決めたか(提案したか・確認事項になったか)」を記録するのが目的です。雑談・脱線・繰り返しは省略し、要点のみを整理して書きます。


Q. 意見が対立した場合はどう書きますか?

A. 意見が割れた場合は、各意見の要旨を中立的に記述します。最終的な決定事項または「継続審議」「○○を前提に再検討」などの合意内容を明記します。特定の発言を「間違い」のように書くのはNGです。


すぐ使える文例集

標準テンプレート(定例ミーティング向け)

議事録

日時:令和○年○月○日(○)○:○○〜○:○○
場所:第○会議室(オンライン併用)
出席者:○○部長(司会)、田中 一郎、鈴木 花子、山本 次郎
欠席者:佐藤 恵子(資料展開済み)
記録:田中 一郎

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【議題】
1. 前回決定事項の進捗確認
2. ○○プロジェクトの方針変更について
3. 次期予算申請の確認
4. その他

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【1. 前回決定事項の進捗確認】

■ 完了
- ○○ツールの選定:田中が3社比較を完了。次議題で詳細報告予定
- 採用計画の修正:鈴木が人事部へ提出済み

■ 継続
- 外部委託先との契約更新:山本が3月末までに回答を受け取る予定

───────────────────────────────────────

【2. ○○プロジェクトの方針変更について】

背景:顧客からのフィードバックを受け、当初の○○方針では要件を満たせないことが判明した

審議内容:
- 田中より3つの代替案(A・B・C)を提示
- ○○部長よりコスト・スケジュールへの影響を確認
- 「案Bで進めるが、コスト上限○万円は厳守」との意見で一致

■ 決定事項
・案B(○○方式)を採用する
・予算上限:○万円
・実施期限:令和○年○月○日

■ アクション
- 田中:案Bの詳細計画書を作成し、3月末までに共有(担当:田中)
- 鈴木:関係部門への連絡(担当:鈴木、期限:4月3日)

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【3. 次期予算申請の確認】

■ 確認事項
- 申請期限:令和○年○月○日(金)17時
- 申請フォーマット:人事部から展開されたExcelシートを使用

■ 決定事項
・各担当は○月○日までに申請希望額を山本へ提出する

───────────────────────────────────────

【4. その他】

・次回定例ミーティング:令和○年○月○日(○)○:○○〜 第○会議室

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【アクションサマリー】

| No. | 内容 | 担当 | 期限 |
|-----|------|------|------|
| 1 | 案Bの詳細計画書作成・共有 | 田中 | 3月31日 |
| 2 | 関係部門への連絡 | 鈴木 | 4月3日 |
| 3 | 予算申請額の提出 | 全員→山本 | ○月○日 |
| 4 | 外部委託先から回答受領 | 山本 | 3月末 |

以上

次回ご確認の上、修正・追記がある場合は○月○日(○)までにご連絡ください。

重要意思決定会議向け(プロジェクトキックオフ等)

意思決定の根拠を詳細に残す必要がある場合は、以下のように「検討背景」と「決定根拠」を充実させます。

議事録(重要会議)

日時:令和○年○月○日(○)○:○○〜○:○○
会議名:○○プロジェクト キックオフ会議
参加者:○○取締役(主催)、○○部長、営業部 田中・鈴木、技術部 山本
記録:田中 一郎

【決定事項】(重要事項を冒頭にサマリー)

① ○○システムの新規導入を正式決定
   → 令和○年○月稼働開始を目標とする

② プロジェクトチームを以下の通り編成
   → PM: 山本(技術部)、副PM: 田中(営業部)

③ 初期予算:○○万円を承認
   → 超過見込みが発生した場合は取締役への事前報告を義務付ける

【審議内容サマリー】

・現行システムの課題として「データ処理速度」「保守コスト」の2点が主要課題として共有された
・3社からの提案を比較検討した結果、○○社の提案がコスト・スケジュール・サポート体制の
  総合評価で最高点(100点中82点)を獲得したことが報告された
・技術部より移行リスクに関して懸念が示され、移行期間中のデータ並行管理体制を設けることで合意

以上

マナーの基本

表記統一のルール

項目 推奨表記
日時 西暦または和暦を社内で統一
参加者名 役職・氏名(敬称不要)
発言者名 敬称なし(「○○部長より〜」等で役職表記)
金額 「○○万円」(数字は半角)

送付時のメールマナー

議事録の配布は下記のように、簡単な確認依頼を添えて送るのが一般的です。

件名:【議事録】○月○日 ○○会議

○○の皆様

お疲れ様です。田中です。
本日の会議の議事録をお送りします。

内容をご確認の上、修正・追記がある場合は○月○日(○)までにご連絡ください。
ご確認いただけましたら、返信にてお知らせいただけますと幸いです。

何かご不明点があればお知らせください。
よろしくお願いいたします。

まとめ:議事録を書くときのチェックリスト

  • 日時・場所・参加者・記録者が記載されているか
  • 各議題の「決定事項」と「アクション(誰が・いつまでに)」が明確か
  • 発言の要点が整理されており、全文起こしになっていないか
  • 意見の対立があった場合、最終決定(または継続審議)が明記されているか
  • 次回日程・配布先が記載されているか
  • 会議終了から48時間以内に送付できるか

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