文例集

納品遅延のお詫びメール

納品遅延のお詫びメール
ビジネスメール場面: 納期遅れの謝罪更新日: 2026年3月27日
場面: 納期遅れの謝罪
関係性: 営業・担当者→顧客

こんなとき、どう書く?

納品遅延の謝罪は、ビジネスにおいてもっとも神経を使う場面のひとつです。遅延が判明した瞬間に連絡するのが鉄則ですが、そのスピードだけでなく「何を・どう伝えるか」の内容も重要です。遅延の規模(数時間か数日か)、原因の性質(自社都合か外部要因か)、顧客との関係性によって、メールの構成と言葉選びが変わります。

ケース別の文例

ケース1: 納品前に遅延が判明した(事前連絡)

件名: 【お詫び】○○案件の納品日程変更のご連絡

株式会社○○ 御中 ○○部 ○○様

平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。株式会社△△の□□でございます。

大変恐れながら、○月○日にご納品予定でございました○○につきまして、弊社側の工程管理に不備があり、当初の納期に間に合わないことが判明いたしました。誠に申し訳ございません。

現在の状況と新しい納品予定

  • 原因: ○○の工程で○○が発生したため
  • 新しい納品予定日: ○月○日(○)
  • 遅延日数: ○営業日

○○様のご業務に多大なご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。再発防止のため、工程管理の体制を見直すとともに、今後はより早い段階でのご連絡を徹底してまいります。

ご不明な点や代替案のご希望がございましたら、すぐに対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。


ケース2: 納品日当日に遅延が発生した(緊急連絡)

件名: 【緊急】本日の○○納品について遅延のお詫び

株式会社○○ ○○様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□でございます。

本日○月○日の○○納品について、ただいま□□の対応中であり、当初お約束した○時での納品が困難な状況となりました。心よりお詫び申し上げます。

現在、○時には準備が整う見通しでございます。大変ご迷惑をおかけいたしますが、今しばらくお時間をいただけますようお願いいたします。

状況が変わり次第、改めてご連絡いたします。ご不明点やご不都合がございましたらすぐにご連絡ください。


ケース3: 数日後に遅延が判明した(納品後の謝罪も含む)

件名: 【お詫び】○○案件 納期遅延についてのご報告とお詫び

株式会社○○ ○○部 ○○様

平素より大変お世話になっております。株式会社△△の□□でございます。

先日ご連絡いたしました○○案件の件ですが、残念ながら当初の納品予定日より○日の遅延が生じることが確認されました。改めて深くお詫び申し上げます。

遅延の主な原因は以下の通りです。

  • ○○の工程において、○○という問題が発生
  • 外部業者○○の対応に遅れが出たこと

現在は代替措置として○○を講じており、○月○日には最終的な納品が完了できる見通しです。それまでの間の代替対応として○○をご提供できる準備がございます。必要でしたらお申し付けください。

多大なご不便をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。今後はこのような事態が起きないよう、受注時から各工程のバッファを設け、早期警告の仕組みを整えてまいります。


ケース4: 繰り返しの遅延に対するお詫び(信頼回復が優先)

件名: 【重ねてのお詫び】○○案件 再度の納期遅延について

株式会社○○ 御中 ○○様

平素より大変お世話になっております。株式会社△△の□□でございます。

前回に引き続き、また今回も○○案件の納期に遅延が生じてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます。

何度も同様のご迷惑をおかけしてしまっており、弊社の管理体制の不備を痛感しております。今回の遅延を受け、責任者を含めた緊急の社内ミーティングを実施し、以下の再発防止策を即時実施することを決定いたしました。

  • 受注時点での工程管理シートの全面見直し
  • 週次での進捗確認報告の実施
  • 遅延の兆候が見えた時点での即時報告ルールの徹底

引き続きのお取引を続けていただけるか否かは、今後の対応にかかっていると認識しております。まずは本件の納品を○月○日までに確実に完了させることをお約束し、その後の信頼回復に全力で取り組んでまいります。


失敗しがちなポイント

送るタイミングを逃さない

遅延が「見えてきた」段階で連絡するのが正解です。「確定してから言おう」と待っていると、相手にとって準備の時間がなくなります。不確定でも「遅れる可能性がある」段階での連絡が信頼につながります。

言い訳が先に来ると逆効果

「今回は仕入れ先のトラブルがありまして、弊社ではどうしようもなかった部分も…」

→ たとえ外部要因であっても、まず謝罪から入ることが大切です。理由の説明は「謝罪の後」に置きましょう。

再発防止策なしでは信頼が戻らない

謝罪だけで終わるメールは、相手に「また起きるかもしれない」という不安を残します。「具体的に何を変えるか」を必ず記載し、次回への安心感を与えましょう。


電話とメール、どちらを先にすべきか

遅延が判明したとき、第一報は電話が基本です。メールは証拠として残る一方、読まれるまでに時間がかかります。電話で一報を入れ、その後にメールで詳細を送るのが正しい順番です。

状況 連絡手段
遅延が数時間以内・当日判明 まず電話→その後メールで記録
遅延が数日以上・事前に判明 電話+メールの両方で連絡
顧客が電話に出ない メールで詳細を先送りし、電話で追いかける
深夜・早朝に判明した場合 メールを先に送り、翌朝すぐ電話でフォロー

「メールしたから伝わっているはず」という認識は禁物です。特に急ぎの遅延連絡は、相手が確認するまで安心しないようにしましょう。

お詫びメールに必ず含める5つの要素

  1. 謝罪の言葉(冒頭に置く)
  2. 遅延の事実と規模(何日の遅れか)
  3. 原因の説明(言い訳にならない範囲で)
  4. 新しい納品予定日(確定値か見通しかを明記)
  5. 再発防止策(具体的な対策を箇条書きで)

この5点が揃っていれば、受け取った側が次の判断を下しやすくなります。

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