香典返しのお礼状を書く前に
香典返しには必ずお礼状(添え状)を同封します。品物だけ送っても失礼にあたりますので、一言でも添えましょう。
送るタイミング
| タイミング | 特徴 |
|---|---|
| 四十九日法要後(忌明け後) | 最も一般的。「忌明けのご挨拶」と「香典返し」を兼ねる |
| 葬儀直後(当日返し) | 会葬御礼と同時に品物を渡す略式スタイル |
| 法要後〜四十九日以内 | 急いで感謝を伝えたい場合 |
忌明け後の香典返しが最も丁寧とされ、お礼状も「無事に四十九日法要を終えました」という報告を兼ねた内容にします。
お礼状の例文集
例文1: 忌明け後の香典返し添え状(最もオーソドックスな形)
謹啓
先般は亡父○○の葬儀に際しまして ご丁重なるご厚志を賜り 誠にありがとうございました
おかげさまで去る○月○日に四十九日法要を滞りなく相営みました
今後は遺族一同 故人の遺志を受け継ぎ 歩んでまいりたいと存じます
つきましては偲び草のしるしとして 心ばかりの品をお贈りいたします どうかご笑納ください
まことに略儀ではございますが 書中にてお礼とご報告を申し上げます
敬具
○○○○(施主)
例文2: 喪主(配偶者)から夫の関係者へ
謹啓
先日は亡夫○○○○の葬儀に際しましてご鄭重なご厚情を賜り 誠にありがとうございました
生前のご厚誼に心より感謝申し上げます
このたび四十九日の法要を無事に終えることができました 故人も皆様のお心遣いに感謝していることと存じます
ご挨拶のしるしとして ほんの気持ちではございますが別便にてお贈りいたします ご受納くださいますようお願い申し上げます
今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます
敬具
○○○○(喪主)
例文3: 職場・ビジネス関係者向け(やや略式)
謹啓
先日は亡母の葬儀に際しまして ご多忙中ご参列いただくとともにご厚志を賜り 誠にありがとうございました
おかげさまで四十九日法要を無事に終えることができました
つきましては感謝のしるしとして心ばかりの品をお届けします どうかお受け取りください
今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます
敬具
○○○○
例文4: 葬儀当日に香典返しを渡した場合の後日補足メール
件名: 先日のご厚志へのお礼
○○様
先日は父の葬儀に際しまして、ご丁重なるご厚志をいただき誠にありがとうございました。
当日は会葬御礼として簡単な品をお持ちいただきましたが、改めてお礼申し上げたく連絡いたします。
おかげさまで四十九日法要も無事に済ませることができました。故人もきっと喜んでいると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
○○○○
例文5: 現金書留で受け取った場合(対面でお礼を言えない場合)
○○様
先日は母の葬儀に際しまして ご丁重なるご弔電とご香典を賜りありがとうございました
遠くからのお心遣いに 故人もさぞかし喜んでいることと存じます
四十九日法要を無事に終えましたご報告とともに 供養のしるしとして心ばかりの品をお贈りいたします
遠路いただいた温かいお気持ちへの感謝を あらためて申し上げます
敬具
施主 ○○○○
形式のマナー
香典返しに関する基本ルール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金額の目安 | いただいた香典の半額〜3分の1程度(「半返し」) |
| 品物の種類 | 「消えもの」が基本(食品・日用品・タオル等) |
| のし紙 | 黒白(または黄白)の水引。「志」または「粗供養」 |
| 添え状 | 白い和紙や洋紙。縦書きが正式だが、略式なら横書きも可 |
「忌み言葉」に注意
| 避ける言葉 | 言い換え例 |
|---|---|
| 重ね重ね | 改めて、なお |
| 再び・再度 | 改めて |
| たびたび | (言い換えるか削除) |
| 続けて・引き続き | その後、以降 |
よくある疑問
Q. 香典返しの添え状はどんな便せん・封筒を使えばよいですか?
A. 白無地の便せん・和紙が一般的です。贈り物に同封する場合は添え状カードでも問題ありません。特別な形式よりも、感謝の気持ちが伝わる言葉を大切にしましょう。
Q. 香典返しを辞退された場合はどうすればよいですか?
A. 辞退された場合は無理に贈らず、お礼の言葉(口頭・手紙・メール)だけにしましょう。「気持ちだけでも」と何か小さな品を用意する場合は、その方の意向を再度確認してからにします。
Q. 香典返しが遅れた場合、お詫びの一言は必要ですか?
A. 遅れた場合は「ご連絡が遅くなり、大変失礼いたしました」と添え状に一言添えるのがマナーです。
