初盆と通常のお盆、何が違う?
お盆の法事案内状を送るとき、まず初盆(新盆)か通常のお盆かで文面が変わります。
| 区分 | 内容 | 案内の規模 |
|---|---|---|
| 初盆(新盆) | 亡くなって初めて迎えるお盆。故人の魂が初めて家に帰ってくるとされる | 丁寧・親族以外にも声をかけることが多い |
| 通常のお盆 | 2回目以降。家族・近親者中心に営むことが多い | 略式・少人数でもよい |
初盆は特に重視されるため、案内状も正式なものを封書で出すのが一般的です。
こんなとき、どう書く?
ケース1: 初盆(新盆)の法要案内——封書・葉書
謹啓
先日は亡夫○○の葬儀に際しましてご丁重なるお心遣いを賜り 誠にありがとうございました
さてこのたび初盆を迎えるにあたり 亡夫の初盆供養を下記の通り執り行いたく存じます
ご多忙の折ではございますが 是非ご参列くださいますようお願い申し上げます
敬具
記
日時 ○年○月○日(○)午前○時〜
場所 ○○寺 ○○県○○市○○町○丁目○番 電話 ○○○-○○○○
なお法要後 粗飯の席をご用意しております
お手数ながら○月○日(○)までに出欠のご連絡をいただけますと幸いでございます
施主 ○○○○ 連絡先 ○○○-○○○○
ケース2: 初盆を自宅で行う場合(少人数・親族向け)
拝啓
先日は○○の葬儀に際しまして 温かいご配慮をいただきありがとうございました
おかげさまでこのたび初盆を迎える運びとなりました つきましては左記の通り初盆供養を営む予定です ご参列いただければ幸いです
拝具
日時 ○年○月○日(○)午後○時〜 場所 ○○の自宅(○○市○○町○-○)
法要後 簡単ではございますがお食事をご用意する予定です
ご連絡は○月○日(○)までにお願いいたします
施主 ○○○○ 電話 ○○○-○○○○
ケース3: 通常のお盆供養の案内(2年目以降・家族・親族へのメール)
件名: お盆の供養についてご連絡
○○様
毎年恒例のお盆供養のご案内です。
今年も下記の日程でお盆の法要を執り行います。お時間があればぜひご参加ください。
日時: ○年○月○日(○)午前○時〜 場所: ○○寺(○○市○○町○-○) 会食: 法要終了後、近くのお食事処にて(○名ほどを予定)
ご都合のほど、○月○日(○)までにお知らせください。 毎年のことですが、よろしくお願いします。
○○より
ケース4: 初盆のご案内と「お参りだけでも」の一言(親しい間柄)
○○さん
おかげさまで父の初盆を迎えることができました。○月○日(○)の午後から、自宅でお坊さんを呼んでこじんまりと法要を行います。
正式なお招きというわけではないのですが、お時間があればお参りだけでもしていただけたら嬉しいです。改めてのご案内でなくてすみませんが、気が向いたらぜひ来てください。
日時: ○月○日(○)午後○時〜 場所: 自宅(○○市○○町○-○)
○○より
形式とマナー
「初盆」と「新盆」どちらを使う?
地域や宗派によって呼び方が異なります。
| 呼び方 | 主な地域・使い方 |
|---|---|
| 初盆(はつぼん) | 全国的に通用する。略式のメールにも使いやすい |
| 新盆(にいぼん / あらぼん) | 主に関東地方。封書の文語調にも使われる |
どちらも内容は同じです。地域の慣習に合わせて使い分けてください。
お盆の時期と法要の日程
| 地域 | お盆の時期 |
|---|---|
| 関東・東北の一部 | 7月13〜16日(旧暦盆) |
| 全国(多数) | 8月13〜16日(月遅れ盆) |
| 沖縄・南西諸島 | 旧暦7月(年によって変動) |
法要は13日(迎え盆)か14〜15日(盆中)に行うことが多いです。
案内状を送る範囲と時期
- 初盆: 葬儀の参列者・生前に交流があった方。発送は2〜3週間前が目安
- 通常のお盆: 近親者・ごく親しい方のみ。電話やメールでも十分
送ったあとのフォロー
案内状に返信がない場合は、締切日直前に電話やメッセージで確認するとスムーズです。
また、初盆には**「御仏前」「御供物料」**をいただくことがあります。お返し(香典返し)の準備も法要前に済ませておきましょう。
目安: いただいた金額の半額〜3分の1相当の品物(消えもの)が一般的です。
